太陽光発電の寿命

太陽光発電システムの初期費用は、決して安いものではありません。
しかし、太陽光発電システムの寿命は長く、メンテナンスにかかる費用も特別高くないと言えます。
これまでかかっていた電気料金はぐんと下がりますし、発電した電気は買い取ってもらう事も出来るので、導入には少々お金はかかりますが、トータルで見るとお得と言えるでしょう。

当ページでは、太陽光発電の寿命について記載していきます。

目次

太陽光発電の税法上の耐用年数

太陽光発電システムについて耐用年数を考える場合、気になるのが税法上の耐用年数でしょう。
減価償却を計算するために決められているのが、耐用年数です。
税金の金額を決めるために、どのぐらいの期間、資産価値があると判断されるのかを示す年数ですが、これは基本的に17年となっています。
しかし、用途によってこの年数は変わることがあるので、正確な年数を知りたい場合は、税理士などに相談した方が良いでしょう。
ただし、一般家庭に設置するタイプのシステムであれば、税金がかからない事も多いので、この耐用年数についてことさら気にする必要はありません。

実用に耐える実際の寿命

一般家庭に設置する太陽光発電システムで考えるのは、実際にどのぐらいの期間、電力を生み出し続ける事が出来るかでしょう。
太陽光発電自体、一般に普及するようになってからそれほど年月が経っていないため、実例は多くありませんが、太陽光パネルの寿命は20~30年が目安とされていることがほとんどです。

国内初の住宅用太陽光発電システムを発売した京セラには、システムの長期信頼性と耐久性を実証するために設立された、大規模な太陽光発電システムを設置したソーラーエネルギーセンターがあります。
それによると、設置から25年目の測定で、発電量が当初の9.62%しか低下していませんでした。
約30年前のシステムでこれですから、現在の最新システムであれば、より長期にわたって高い効率で発電することが可能なはずです。
ですから、寿命を考える際、20~30年はまず問題ないと思って良いでしょう。

もっと早く寿命が尽きる部品も

しかし、太陽光パネルが20~30年問題なく機能するとはいっても、太陽光発電システムを構築するのはパネルだけではありません。
電気の変換機器であるパワーコンディショナーと、余剰電力メーターとも呼ばれる売電メーターに関しては、もっと早い段階で交換が必要になります。
パワーコンディショナーの寿命は10~15年と言われていますが、交換となると10万円以上の出費になるでしょう。

売電メーターは、寿命に関係なく10年ごとの交換が必要です。
これの交換には数万円かかるのがふつうです。
つまり、システムを導入してから10年を過ぎる頃から、修理や交換の費用を考えなければいけません。

寿命より保証期間

太陽光発電のメーカーでは、製品に10~20年の保証期間を設けています。
この期間内なら無料で修理・交換が可能です。
しかし、保証期間が終了して以降はすべてが実費になります。
したがって、製品選びの一つの基準として、保証期間を重視するというやり方も有効です。

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