売電価格の引き下げや国からの助成金の停止という話を聞くと、太陽光発電はもう儲からないのではないかと考えてしまいそうです。
しかし、誰もが必ず儲ける事が出来ると言い切るのは出来ないものの、太陽光発電には儲けを予測しやすいという特徴があります。
事前によく調べて、儲かりそうなら投資するというやり方がよいでしょう。
目次
太陽光発電は儲からないのか?
市場状況に関係なく一定の価格で売電できる制度
太陽光発電の儲けを予測しやすい理由の一つが、固定価格買取制度です。
現在のところ、太陽光発電システムを導入した時点で、売電価格が決定し、その価格で10年間買い取り続けてくれることになっています。
ふつう、何かを売ろうと思ったら、市場における需要と供給のバランスによって、その価格は変動するものです。
しかし、太陽光発電や、風力・地熱・水力発電のような自然エネルギーによる発電に関しては、同じ価格で一定期間買い取る事が法律で決まっているのです。
たとえば、2016年度の太陽光発電による売電価格は31円か33円ですが、これは今後10年間変わりません。
2012年には10kW未満のシステムで42円で買い取ってもらえましたが、その時導入した人はいまだこの価格で買い取ってもらっています。
なぜこういうシステムになっているのかというと、自然エネルギーによる発電を国が推進しているからです。
安心して投資することが可能なように、市場原理とは関係のなく利益を得られるようにして、多くの人が参入するように促しているのが要因となっています。
電力を買い取る側の電力会社としてみれば、この価格は非常に高く、儲けには繋がりません。
つまり、固定価格買取制度は、太陽光発電のような自然エネルギーによる発電を導入した人だけに、利益を与えるための制度なのです。
発電量が正確に予測できる太陽光発電
また、発電量が読みやすい事も、太陽光発電による儲けを予測しやすい理由の一つです。
自然エネルギーによる発電には色々ありますが、たとえばバイオマス発電という有機ゴミなどが燃料となる発電方法では、燃料を調達出来るかという不確定要素が常に伴うので、長期間にわたる発電量が正確に予測しにくいという欠点があります。
しかし、燃料が太陽光である太陽光発電なら、将来の発電量も正確に予想しやすいです。
今後の10年間の日照量は、よほどの事がない限り、これまでの10年間の日照量と大きく変わりません。
したがって、システムの導入の時点で、今後10年の売電による利益が予測出来るでしょう。
維持費があまりかからない太陽光発電
太陽光パネルは消耗や劣化が極めて少ない事で知られていて、導入時点の発電効率が長期に渡って保たれます。
25~30年後に約10%低下する程度ですから、今後10年間はほぼ導入時と同じ発電効率で電力を生み出す事が出来ると考えられるのです。
メンテナンスにかかる費用は僅かで、もし故障して交換の必要が生じた時も、ほとんどのメーカーのシステムに10年以上の保証が付いています。
つまり、支出はほぼ初期費用のみであるという事も、将来の儲けを予測しやすい理由の一つです。
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